「面倒な仕事を先送りにしてしまう」
「やらなきゃいけないとわかってはいるのにどうしても仕事に取り掛かることができない」
という経験はありませんか?
私も仕事を先延ばしにして、納期ぎりぎりまで仕事したことがありますので、その気持ちはよくわかります。
私の場合は、仕事に対する自信が無く、間違いを恐れていたため、プレッシャーから逃れるように仕事を先送りにしてしまっていました。
でも、仕事を先送りにしてもやらなくてはいけない未来は必ずやってきます。
仕事を先送りにすると、心のどこかで仕事のことを考え続けてしまい不安が心を埋め尽くしていきます。そうすると、休日に仕事を持ち込むようになるなど、休日でも仕事のことが気になるようになり、充実したプライベートの時間を過ごすことができなくなってしまいます。
仕事を先送りしてしまう原因を知り、本文に記載している対策を取れば、先送り癖は治すことができます。そうすれば、仕事に対する不安は消え、プライベートも充実した日々を送ることができるようになります。
仕事の先送り癖を治したいのなら、本文を読んで、しっかりと対策していきましょう。
目次
仕事を先送りにする人の特徴と理由

仕事を先送りにしてしまう人には、自分に甘い人が多いと思われがちですが、実はその逆で完璧主義者が多いと言われています。
一見矛盾しているようですが、自分に厳しい人の方が仕事を先送りにしてしまうんです。
完璧主義者は「失敗」するのを恐れます。なぜなら、失敗に対して感じるストレスがとにかく大きいからです。仕事をしなければそもそも失敗をすることはありませんので、失敗から逃げるために仕事を先延ばしにしてしまうという訳です。
でも、これは単なる現実逃避で、根本的な解決にはなりませんよね。
仕事をやらなくてはいけない未来は必ずやってきます。その間、「仕事を先延ばしにしてしまう自分はダメな奴だ」というストレスを抱えるようになり、不安な気持ちでいっぱいになります。
その不安がさらに仕事に取り掛かるのを遅らせてしまいます。

仕事の先送りを止めるには自己批判を止めること!

仕事の先送りを止めたいと思っているのなら、まずは完璧ではない自分を受け入れるところから始めてみましょう。
たとえ失敗しても「人間だしこんなこともあるよ。次はここを改善してみよう。」というように失敗を受け入れ、前向きに仕事に取り組むことを心掛けるんです。
失敗した時に「こんな自分はダメだ」と自分を責めてしまうと、思考や行動が停止してしまい、失敗を恐れて仕事を先延ばしにしてしまいます。
失敗を受け入れるというのは、決して自分に甘いということではありません。
自分の悪い部分を批判するのではなく、受け入れたうえでどうしたら改善できるのかを考え実践することが仕事を先延ばしにしない大切な一歩です。
先延ばしを止める対処法
人間誰しも失敗するんだと言い聞かせる

もしあなたが、失敗を恐れて仕事を先延ばししているのなら、「完璧な人間はいない。人間だれしも失敗するんだ」と言い聞かせて、仕事に取り組んでみましょう。
失敗したって死にはしないし、大事な家族や友人が奪われる訳でもないし、再チャレンジすれば失敗を取り返すことだってできるんです。
失敗を恐がっていたら何も進展はしません。
どんなにできる人だって、目の前の上司だって、あなたの尊敬する先輩だって、みんな失敗を経験して学んだからこそ、あなたが難しいと思えるような仕事も先延ばしにせずに終わらせることができるんです。
人間誰しも失敗します。だからあなたも失敗を恐れずに、一歩を踏み出してみましょう。

仕事の手順を明確化する

先延ばしにする仕事には「そもそも仕事のやり方がわからない」という場合があります。
例えば、大きなイベントの企画を任されている場合、スタッフとの調整が必要であり、会場の手配が必要であり、参加者の募集が必要であり、タイムスケジュールを考える必要があり…というように、考えなくてはいけないことが膨大にあります。
どこから手を付けていいかわからない。だから、仕事を先延ばしにしてしまうんです。
このような場合には、仕事を小分けにしてみましょう。大きな塊でどこから取り組んだらよいかわからなかった仕事が、小さなタスクになったことにより、取り掛かりやすくなります。
自分ができることから一つずつ確実に仕事を終わらせるようにしていきましょう。
さらに、仕事の手順を明確化することも重要です。あれもやって、これもやって…ではなくて、小分けにした仕事に対し「AをやったらBをやる」「BをやったらCをやる」のように、仕事の手順を明確化することで、先延ばしにせず行動できるようになっていきます。
先延ばしにしたくない仕事を見えるようにしておく

学生時代に「毎日腹筋30回!」「1カ月後までにー5kg!」のように目標を紙に書いて部屋に張ったりしたことはありませんでしたか?
それと同じように、やるべき仕事を見えるようにしておきましょう。
例えば、パソコンのディスプレイに付箋を貼ったりするのが効果的です。
自分が今すべきことは何なのかを可視化し目に入るようにしておくと、注意力や集中力が途切れた時に、その仕事に気持ちを入れて取り組むことができるようになりますよ。
自己流の仕事のルールを作る

自己流の仕事のルールを作ってしまいましょう。
例えば、以下のようなルールを決めてみましょう。
- 一番先にやりたくない仕事をする
- 「面倒くさい」と思ったらやる
- ふと思い出したときにやる
- 毎日決まった時間に少しずつ仕事する
「やりたくない仕事だからこそ先延ばしにしてしまうんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、結局、その仕事をやらなくてはいけない未来は必ずやってくるんです。周りの人が突然手を差し伸べてくれて仕事を終わらせてくれる、なんていう虫の良い話はありません。
そうであれば、先延ばしにして不安を増大させるより、パパっと終わらせてしまった方が良いですよね。
「面倒くさい」と思った瞬間からその仕事に取り組むという方法もおすすめです。自分が嫌だと感じる仕事から片付いていくので、仕事に対する不安やストレスが少なくなっていきます。
ふと思いだしたときにやりたくない仕事に取り掛かる、というのも一見何も考えていないように見えて、合理的な仕事のやり方です。なぜなら、一旦記憶していた仕事を忘れて、再び思い出した時は、一番モチベーションが上がっている瞬間だからです。その勢いのまま仕事に取り組んでみましょう。
また、毎日決まった時間に、特に自分が最も集中できる時間帯に少しずつ仕事をすると、仕事が進捗しているのを体感できるので、不安やストレスは溜まりにくくなります。
自分にご褒美を与える

これは飴とムチ作戦です。
仕事が終わったら旅行に行く、長期休暇を取ってゆっくり休むなど、自分にご褒美を与えるようにしましょう。
結局、仕事だけずっと頑張るのは難しいことです。頑張ったからにはご褒美が無いとやっていけないですよね。
ご褒美があるとゴールを目指すパワーが湧いてきます。
1日の最後に振り返りを行う

1日最後に、仕事を先延ばしにしてしまわなかったか振り返ってみましょう。
- 何を先延ばしにしてしまったのか
- どんな言い訳をしたのか
- その時にどんな感情だったのか
- 先延ばしした仕事の変わりに何をしたか
これらを振り返ってみるんです。
過去にも同じように困難な仕事に直面した時、仕事を先延ばしにしてしまったことはありませんか?
仕事の先延ばしは習慣化してしまっている場合があります。
客観的に自分の行動を見つめなおし、先延ばしにした原因をチェックすることで自分の習性を少しずつ治していきましょう。
仕事をゲームだと考える

困難な仕事をやらなくてはいけないタスクだと考えると、難しく考えてしまいがちで、失敗を恐れてしまいますが、これをゲームだと考えたらどうでしょうか。
途端に簡単なことのように思えてきませんか?
大事なプレゼンをするとしたら、自分の用意した資料で参加者を納得させるゲーム、イベントを企画するとしたら自分が準備したことで参加者を楽しませるゲームだと考えましょう。
少しくらい失敗したってゲームだからどうってことないです。次失敗しないようにまたチャレンジしたら良いんですから。
所詮はゲームだと考えることで失敗した自分を受け入れられるようになります。
また、リラックスして仕事に取り組めるようになります。これにより仕事の先延ばしが無くなりストレスを軽減するだけでなく、本来の自分の力を発揮することができるようになるんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、仕事の先送り癖を治すおすすめの対処法をまとめてみました。
仕事の先延ばしを止めるためには、完璧ではない自分を受け入れることが大切です。
失敗した自分を責めるのではなく、受け入れて許してあげることで失敗を恐れないようにしましょう。
失敗を恐れていては、いつまで経っても仕事を先延ばしにしてしまいますよ。
仕事の先送り癖を治す対処法としては、以下の方法が挙げられます。
- 人間誰しも失敗するんだと言い聞かせる
- 仕事の手順を明確化する
- 先延ばしにしたくない仕事を見えるようにしておく
- 自己流の仕事のルールを作る
- 自分にご褒美を与える
- 1日の最後に振り返りを行う
- 仕事をゲームだと考える
仕事の先送り癖を治し仕事を順調に終わらせることができれば、仕事に対する不安感やストレスは消え、プライベートも充実した日々を送ることができるようになります。
少しずつ自分の考え方や行動を変えるようにしていきましょう!