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やりがいを求めるならから公務員に転職してはいけない【元公務員が解説】

公務員を6年勤めた私からの悲報です。

仕事に「やりがい」を求めるのなら、絶対に公務員はオススメできません。

なぜなら公務員は

  • 窓際族も仕事がデキる人も給料が変わらない
  • 住民からの感謝よりも叩かれることの方が多い
  • 全く関係ない部署への移動が頻繁にあり、せっかく身に着けた知識が無駄になる
  • 公務員は現行踏襲が基本。出る杭は打たれる

からです。

公務員は住民のために役立つことができる、社会の為に役立つことができる!だからやりがいがある!

と言う人がいます。

本当にそうでしょうか。

私は6年間公務員を経験しました。係長も経験し、上司と部下に挟まれる立場も経験しています。

幅広く仕事をしましたが、住民から「ありがとう」って言われることなんて、まあ…なかったですね。

では、なぜ公務員はやりがいを感じられないのか。

この記事では、その答えを書いています。公務員を目指す方は、今一度立ち止まって、これから数十年間勤める仕事が本当に公務員で良いのか考えてほしいと思います。

窓際族も仕事ができる人も給料が変わらない

市役所には、仕事を全然しない40~50過ぎのおじさん、おばさん達がゴロゴロいます。

パソコンもデスクトップの初期表示状態で、なんのファイルも開かず、作業もしていません。

それでも、偉そうにムスっとしながら、図々しく窓際の席に座っています。

一方で、わずかですが、強い責任感を持って仕事に組む尊敬すべき上司もいます。

そうじゃないと、さすがに自治体も回りませんからね。

公務員は、このような生産性がない窓際族のおじさんと仕事ができる上司の給料が変わらないんですよ。

なぜなら、公務員は「年功序列」だからです。

何もしなくても、犯罪などを起こさない限りは、年を取るとある程度まで自動昇進していきます。

仕事をしようがしまいが、関係ないんです。良くも悪くも公務員が安定しているといわれるゆえんですね。

今でこそ、地方公務員法が改正し、職員の能力と業績が給与や昇任に反映される「人事評価制度」が始まりましたが、始まったばかりの制度のため、どのように評価されているのか、どのように給与や昇任に反映されるのか不透明な部分も多く、課題が山積しているのが実態です。

しかも、人事評価制度を導入している市町村は、75.3%が「昇任・昇給への活用」をしているのに対し、「降任・免職への活用」は18.6%と極端に低くなっています。

※参考「人事評価制度活用の課題

要するに、人事評価制度導入前に自動昇進したおじさん・おばさんは、仕事をしなくても降任されることなく、退職まで何も生産せず、机にボーっと座っているのが認められているということです。

公務員を目指す人に問いたいです。

こんな環境で、やりがいを感じて一生懸命仕事に取り組むことができるでしょうか。

仕事をしない先輩方を見る度、頑張って働いている自分がバカバカしくなり、やりがいが削がれていきますよ。

住民から感謝されず叩かれることの方が多い

 

住民の為に仕事をして、感謝される人材になりたい!

って希望をもって公務員を目指す人は、多いんです。特に年齢の若い人ほど、こういった希望を持っています。

でも世間は、どんな内容の仕事でも「公務員の仕事はやって当たり前」と考える人が多いんです。

なぜなら、公務員は国民が納めている税金でお給料をもらっているからですね。

人から下に見られることはよくあることです。

もし、仕事に失敗してしまえば「おかしいだろ」「なんでできないんだ」「どうにかしろ」と暴言を吐かれ、叩かれることも少なくありません。

公務員の仕事は簡単だって思われがちです。

確かに、中には雑務のような簡単な仕事もありますが、近年では、1人で膨大な業務を抱えていることも多く、限られた人員では手が回らないことが多いんです。

特に田舎の小さい市町村ほど、1人で多くの業務を抱えている傾向が強くなります。

私は東証一部上場企業に勤めていましたが、市役所の業務と比べると、業務は民間の方が難しさはありますが、市役所の方が業務の幅は広かったイメージです。

人がやりがいを1番感じるのは、「自分の仕事が他人にどんな影響を与えているのか」「どれだけの人を笑顔にしているか」など、他人に与える影響を強く感じた時だと言われています。

でも、公務員は仕事をした結果、叩かれることが多く、やりがいを感じるのが難しいのです。

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公務員は数年で異動になる

市役所では、所属する部署の専門知識を頑張って身に着けても、数年で別の部署に異動になります。

例えば、防災担当になって防災計画や災害に関する法律を一生懸命勉強しても、2,3年後に税の徴収業務担当になった、なんてことはよくあることです。

異動があったら、0からまた知識の積み上げをしなければなりません。

まるで転職でもしたかのような気持ちになります。

せっかく積み上げてきたものが無になる。

しかも、ようやく慣れてきて、より良くなるよう工夫したり、改善できる力が身に付いてきた頃に突然異動ですからね。

これでは、なかなかモチベーションを上げるのも難しいです。

しかも、自分が希望する部署に行くとは限りません。現場をよく知らない幹部が、人員や年齢構成から決めるので、毎年のように「今年の人事はありえないよね」と言う声が聞こえてきます。

上手いこと希望する部署、尊敬できる上司がいる部署に行ければいいですけどね。こればかりはガチャですよ。

公務員は現行踏襲が基本。出る杭は打たれる

公務員は、今の風習を変える気はありません。

なぜなら、公務員の最大のメリットは、生活が安定していること。なので、安定を望む職員が多いからです。

何か事業を新たに行うとしても、今まではどうしていたのかを長いこと考えます。また、他の自治体はどうしてきたのかをすごく気にします。

上司は自分の責任になることを恐れ、リスクを背負おうとしません。

「何もしなくても給料は変わらない。何か行動を起こしても給料は変わらない。じゃあ、リスクを背負ってまで、行動することないか。」

こんな考え方が定着してしまっています。

若手の職員ほど、目をキラキラ輝かせて「ここはこうした方が良いと思います!」と提案しても、年功序列にどっぷりつかってしまった上司は、大抵、嫌な顔をします。

ひどい時には「自分の安定を邪魔する者」として排除しようとする人さえいます。

「色んなチャレンジをして、やりがいを感じたい!」と言う人には、はっきり言って公務員は向いていません。

他人に影響を与え、やりがいを感じられる仕事とは

先ほども少し述べましたが、人がやりがいを最も感じるのは「自分の仕事が他人にどのような影響を与えているのか」を感じることができた時です。

例えば、SEの仕事だって、世の中の多くの人に役立っています。

設計をしている時、プログラムを作成してる時など、仕事を単体で見てしまうと、自分の仕事が他人に影響を与えているのか感じるのは難しいですが、あなたの仕事は、開発したシステムの一部分となり、そのシステムはエンドユーザーの仕事を効率化しています。

業務の効率化によって、エンドユーザーには時間の余裕が生まれていて、余裕ができた時間を家族と過ごす時間に使うなど、人を笑顔にしているんです。

職種を変えなくても、やりがいを感じることができる要素はたくさんあります。

もし、職種を変えてまで公務員になりたいと考えているのなら

果たして、これまで培ってきた技術や知識を捨ててまで、やりがいのない公務員になるメリットはあるのでしょうか?

辞めたいのは「今の会社」に問題があるからでは

やりがいを感じないのは、「今の会社」に問題があるからではないでしょうか。

職場の不満でよく聞くのは

  • 残業時間が多い
  • スキルを磨ける環境ではない

などです。

でもこれらの問題は、会社を変えることで解決できます。

転職を考えるには、転職エージェントへの登録が最短で最高の結果をもたらしてくれます。

あなたの問題を解決できる会社をマッチングしてくれます。

おわりに:やりがいを求めるなら公務員への転職はオススメしない!今一度考えてみよう

この記事では、やりがいを求めるのなら、公務員への転職はオススメしない理由を書きました。

仕事は人生における時間の大半を占めます。なので、やいがいを感じ、生き生きと働いていたいですよね。

仕事にやりがいを求めるのなら、今一度立ち止まって、本当に公務員を目指すべきなのか考えてみてはいかがでしょうか。