求人情報をみると、一見、条件の良さそうな企業でも、中にはブラック企業が紛れています。
ブラック企業を見分けるのは難しいですが、ブラック企業の求人には
- 新卒者の3年以内の離職率が高い
- 根拠なく「夢」「感動」「成長」というワードが並ぶ
- 給料が他の企業と比べて明らかに高い、または低い
- 若手でも管理職になれる!すぐに活躍できる!とあおる
- 肝心な情報をぼやかしている
といった特徴があります。
ただし、特徴がある企業が必ずしもブラック企業とは限りません。あくまで、ブラック企業の可能性があるということです。
この記事では、ブラック企業の見分け方のポイントと、どうしたらブラック企業に転職しなくて済むかを解説します。
転職を考えているあなたの参考になれば幸いです。
目次
ブラック企業は新卒者の3年以内の離職率が高い

ブラック企業は新卒者の3年以内の離職率が高いです。
答えは簡単で、入社後に企業が隠していた会社の過酷な労働環境などがわかり、入社前に抱いていたイメージとのギャップに嫌気が差してしまうからですね。
厚生労働省が公表している新規学卒者の離職状況によると、新卒者の3年以内の離職率の平均値は、おおよそ30%であることがわかります。
なので、新卒者の3年以内の離職率が30%以上あると、何らかの理由で離職率が他の企業よりも高い、つまりブラック企業の可能性があると考えてよいでしょう。
ただし、離職率の高さは、業界によって異なります。
例えば、離職率が高い順に挙げると、
- 宿泊業・飲食サービス業:49.7%
- 教育・学習支援業:46.2%
- 生活関連サービス業・娯楽業:45.0%
となっていますが、逆に低い順に挙げると
- 鉱業・採石業・砂利採取業:12.4%
- 電気・ガス・熱供給・水道業:10.8%
- 製造業:19.5%
となっていますので、その特徴も合わせて知っておくと良いです(厚生労働省のHPリンクを下記に貼っておきます)。
新卒者の3年以内の離職率は、数字で明確に表されるため、ブラック企業かどうかを最も判断しやすい指標です。是非参考にしてみてください。
ちなみに、3年以内の離職率については、毎年発行される「就職四季報」という書籍に載っています。
就職四季報とは
東洋経済新報社が毎年1回発行している書籍で、就活性が知りたい企業情報の詳細が載っています。
「総合版」「女子版」「中堅・中小企業版」の3冊があります。
新卒者の3年後離職率や過去3年間の採用実績数など、共通項目が企業ごとに記載されているため、企業同士の情報を比較するのに便利です。
値段は少々高いですが、離職率のほか、有休消化平均日数や月平均残業時間など、参考になる情報がたくさん載っていますので、見る価値はアリです。
大学の図書館や大都市の図書館であれば、無料で閲覧できます。
根拠なく「夢」「感動」「成長」というワードが並ぶ

働く内容に関連なく、求人情報や企業説明会で「圧倒的に成長できる会社」「夢に向かってチャレンジしよう!」などのワードが並んでいたら要注意です。
「夢」「感動」「成長」があると言われると、悪い気はしませんよね。
これらのワードは「この会社で働けば、今後の人生が豊かになり、充実した日々が送れるかも」と思ってしまう魔法の言葉です。
実際の仕事内容が知られてしまうと、就活生からの応募が無いため、あえて魔法の言葉で業務内容をぼやかしています。
「夢」「感動」「成長」というワードが出てきたら、その会社の「どのような業務内容だったらお客さんに感動を与えられるのか」「どうしたら成長できるのか」「どうしたら夢を描くことができるのか」を具体的に考えてみましょう。
考えてみた結果、納得がいく答えが出せなかった場合は、入社後にイメージのギャップを感じてしまうのがオチ。別の求人を探した方が良いでしょう。
給料が他の企業と比べて明らかに高い、または低い

給料が他の企業と比べて明らかに高い場合も注意が必要です。
給料を高くしているには、以下のカラクリがある可能性があるからです。
- 過酷な労働環境で、慢性的な残業代が発生している
- 一定の残業代が含まれて表示されている可能性がある
- インセンティブ(成果報酬)の影響が大きい
特に、給料に一定の残業代が含まれて表示されているかどうかは確認が必要です。
残業が発生しない月は、極端に低い月収になってしまう可能性があるからです。
また、インセンティブの影響が大きい場合も、上手く仕事ができなかった時の月収が少なくなってしまうなど、安定した生活を送れなくなる可能性があります。
逆に極端に低い場合も注意が必要ですよ。
求人情報は一方的に会社側が情報を発信しますが、それにも関わらず低く掲示するということは、本当に会社に給料を出す力が無いからですね。
給料を確認する際には、同業者や同規模の会社とよく比較する必要があります。
若手でも管理職になれる!すぐに活躍できる!とあおる

「若手でも活躍できる!」と書かれると、つい、若くてもベテランと同じ舞台でバリバリ仕事している自分を想像し、心が惹かれてしまいますよね。
これも若手には響く言葉です。
ところが、このような求人を出す企業の大半は、「研修などのサポートが充実しておらず、若手でもすぐに現場に送り出さざるを得ない、あるいは、マネージャーにせざるを得ない」ということが多いです。
そのため、ロクに研修やサポートを受けていないので、技術や知識が伴わず、心身ともに疲弊してしまうことになります。
若手でも活躍できるのはいいのですが、しっかりとした研修体制やサポートがあるか確認するようにしましょう。
肝心な情報をぼやかしている

例えば、以下のようなキャッチコピーは怪しいです。
- 「残業は少なく、繁忙期・納期前以外は定時で退社するスタッフも多数!」
- 「休みやすい環境で家族と大切な時間を過ごせます。」
繁忙期・納期前はどうなっちゃうの?
有給はどれくらい取れるの?
といった感じで、具体的なことがわからないので疑問が出てきますよね。このように具体的に数値を書いていないのはブラック企業を疑ってもいいでしょう。
なぜなら、残業時間は「月平均20時間」、有給消化平均日数は「年平均12日」というように具体的な数値で表すことができるからです。
具体的な数字を出さないのは、企業が実際の情報を出したら応募が少なくなるのがわかっているので隠したいからですね。
残業時間や有給消化平均日数は先ほど紹介しました「就職四季報」にハッキリと載っていますので、図書館などでチェックしてみると良いでしょう。
どうしたらブラック企業に転職しなくて済むか

まずは、「新卒者の3年後離職率」「有給取得率」「平均残業時間」「給料」など、数字としてハッキリわかる情報を集め、他の企業と比較してみることが大切です。
これらの情報は「就職四季報」で収集したり、転職サイトの求人情報からチェックする必要があります。
それに加えて、会社の雰囲気、働きやすさ、パワハラ・セクハラがないかなどを調べる必要がありますが、これらは主観的であるため、実際に働いている人たちに聞いてみるのが一番です。
でも、実際にアポをとって社員に会いに行くのは手間ですし、勇気がいりますよね。
そこで、簡単に調べられるのは、ネット上の口コミです。オススメは、「Vorkers」というサイトですが、実際に働いている人からの生の声と比較すると、信頼性は低くなってしまいます。
という訳で、ここまで色々と「どうしたらブラック企業に転職しなくて済むか」を書いてきましたが、
- 情報収集に時間がかかる
- 実際に人に会いに行くのは手間がかかる。そもそも会いに行けるかわからない。
- ネットの口コミだけだと信頼性が不安
など、多くの時間を必要となったり、手間ががかかることがわかります。
転職活動は本職と並行して行うことが多く、活動できる時間は限られています。
情報収集も大切ですが、自分がこれからどうしたいのか人生を見つめなおしたり、将来を考えることに時間を使いたいものですよね。
そこで、簡単に信頼性が高い情報を収集でき、ホワイト企業に転職するために転職エージェントを利用することをオススメします。
ブラック企業を徹底排除した転職エージェント「ウズキャリ」

数ある転職エージェントの中でも、ウズキャリはブラック企業を徹底排除しているというユニークな特徴を持っています。
例えば、以下の基準でブラック企業を除外しています。
- 若手の離職率が高くはないか
- 残業時間が慢性的に長くはないか
- パワハラやセクハラがないか
- 求人情報と実態に大きな違いがないか
- 社会保険の加入はあるか
また、キャリアカウンセラーが自ら紹介先の会社に足を運び、会社の雰囲気や若手社員への考え方をチェックしています。
少しでも、会社の雰囲気や考え方に違和感を感じた場合は、紹介先として契約しないという徹底ぶりです。
さらに、ウズキャリを通して就職した先輩社員に、会社の環境や残業時間などのリアルな情報をフィードバックしてもらい、ブラック企業ではないか判定するとともに、独自のブラック企業のデータベースを保持しています。
ここまで徹底して、ブラック企業を徹底排除している転職エージェントは他にはありません。
ブラック企業を排除しているにもかかわらず、登録求人数は1,500以上と多くの企業が登録されています。これらの企業は、厳しいチェックをクリアした優良企業ばかりです。
ウズキャリのサービスは、こちらの記事でまとめています。

限られた転職活動の時間を、情報収集に使うのは少しもったいない気がします。それならば、人の手(転職エージェント)の力を借りて、自分の将来を考える時間を増やし、失敗しない転職活動を行いましょう。
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失敗しない転職をするには、信頼できる情報を収集して他の企業と比較すること。そのために転職エージェントを利用しよう。
- ブラック企業は新卒者の3年以内の離職率が高い
- 根拠なく「夢」「感動」「成長」というワードが並ぶ
- 給料が他の企業と比べて明らかに高い、または低い
- 若手でも管理職になれる!すぐに活躍できる!と煽る
- 肝心な情報をぼやかしている
この記事では、ブラック企業の見分け方のポイントと、どうしたらブラック企業に転職しなくて済むかを解説しました。
結論をまとめると、
ブラック企業を見極めるポイントは5つあり、それぞれ信頼できる情報を集め、同業者や他者と比較を行うことが大切です。
ただし、信頼できる情報を収集するには時間や手間がかかります。
なので、転職エージェントを活用して効率良く情報を収集し、自分のこれからや将来像を考える時間に使うようにしましょう、ということでした。
「ウズキャリ」なら無料で、実際に足を運んで得た生の情報を教えてもらうことができ、ブラック企業に転職しない可能性が大幅にアップします。
是非一度、確認してみてはいかがでしょうか。
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