AGA治療は、開始したらすぐに効果が出ると期待する人もいますが、残念ながら1週間や2週間で効果が出るものではありません。
効果を実感するには、最低でも3カ月の期間が必要だと言われています。実際に私の場合は、効果を実感するのに4カ月の期間が必要でした。
この記事では、自力でAGAを改善した私が
- AGA治療の効果を実感するまでの期間
- AGA治療をいつまで続けるべきなのか
といった疑問に答えます。
実体験に基づいて解説しますので、若ハゲに悩むあなたの参考になれば幸いです。
目次
AGA治療の効果を実感するまでの期間とは

AGA治療はそれぞれ得意な治療分野がある
AGA治療には様々な種類がありますが、それぞれ得意な治療分野があり、その組み合わせによって効果の大きさが変わります。
つまり、効果を実感するまでの期間も、AGA治療の組み合わせによって変わるんです。
AGA治療の一般的な治療方法は以下のとおりです。
- プロペシアなどの内服薬の服用
- ミノキシジルタブレットなどの内服薬の服用
- ミノキシジル外用薬の塗布
簡単に言うと、プロペシアは以下の効果があります。
AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの発生を抑制する。これによって、抜け毛を予防する効果がある。
一方で、ミノキシジルには以下の効果があります。
血管を拡張して血行を良くし、発毛に必要な栄養素を毛乳頭に届ける。これによって、頭頂部や生え際の発毛を促進させる。
ミノキシジルタブレットなどの内服薬は、成分が血液から直接患部に届くため、頭皮に塗布するタイプのミノキシジル外用薬と比べると高い効果を期待できる。
これらの治療方法の組み合わせによって、AGA治療の効果は決まっていきます。
例えば、プロペシアのみの服用だと、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの発生を抑制し、抜け毛を抑制する効果に留まりますが、「プロペシアの服用+ミノキシジルタブレットの服用+ミノキシジル外用薬の使用」だと、抜け毛を抑制しつつ、発毛効果を高めるため、短期間でAGA治療の効果を実感することができます。
AGA治療の効果を実感するには3カ月以上の期間が必要
AGA治療は即効性がないため、効果を実感するには最低でも3カ月の期間が必要です。
ちなみに、私はプロペシアの服用+ミノキシジル外用薬の使用により、実際にAGA治療を行いました。
ミノキシジル外用薬は途中から使用を開始したのですが、プロペシアを使い始めて約4カ月、ミノキシジル外用薬を使い始めて約1カ月ほどで、おでこの生え際に産毛が生え始めてきたのを実感できました。
抜け毛も、入浴で200本以上抜けていたのが、数十本に減少しました。
AGA治療前と治療後の写真がこちらです↓
AGA治療前
AGA治療開始から4カ月後
- 使用した薬
プロペシア1mg(通販による個人輸入)、スカルプDメディカルミノキ5 - 使用期間
4カ月 - 使用方法
プロペシアを夜寝る前に1錠服用。スカルプDメディカルミノキ5は朝晩1ml使用 - プロペシアの一般的な副作用
食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状等 - スカルプDメディカルミノキ5の一般的な副作用
塗布した箇所のかゆみ・炎症等
AGA治療の効果を実感するには個人差もありますので、すぐに効果が出ないからといっても落ち込む必要はありません。
私の場合も、治療を開始してから4カ月は鏡を見ても何の代わり映えもしませんでした。
むしろ、初期脱毛によって髪の毛が減っていたくらいですが…。
※初期脱毛についてはこちらの記事に詳しく書いています↓

一番良くないのは、効果が出る前に治療を止めてしまうこと。
治療してきた期間が無駄になってしまいます。
頭髪に変化が表れるまで不安が続きますが、あきらめずに根気よく治療を続けることが大切ですね。
AGA治療で効果を実感するまでに時間がかかる理由
AGA治療で効果が出るまでに時間がかかる理由は「ヘアサイクル」が大きく関係しています。
ヘアサイクルとは、髪の毛が成長し始めてから抜け落ちるまでの周期のことです。

正常な毛は成長期が2~5年ほどありますが、AGAを発症してヘアサイクルが乱れると、成長期が数カ月程度に極端に短くなってしまいます。
髪の毛が十分成長しないまま「退行期」を迎え、短い「成長期」→「退行期」→「休止期」を繰り返すことで細く弱々しい毛が増えていき、やがて休止期のまま成長期へ移行しなくなるんです。
しかし、AGA治療を行うと休止期の髪の毛が再び成長期に移行していきます。
ヘアサイクルが乱れることで生まれた弱々しい毛は、一旦抜けてから成長が始まるため、見た目で効果を実感できるようになるには数カ月かかるという訳です。
いつまでAGA治療を続けるべきなのか
AGA治療の効果を持続させるには、薬を服用し続けなければなりません。
AGA治療を止めると元に戻ってしまうからです。
残念ながら、プロペシアもミノキシジルもAGAを根本的に解決する薬ではなく、服用している間に一時的に症状を抑える薬なんですよね。
ただし、服用を止めたからといって、数日の間に生えてきた毛が全部抜けてしまうことはありません。
徐々にヘアサイクルが乱れていき、弱々しい毛が増えていくことになります。
もし、費用を抑えるため、AGA治療を縮小していきたいと考えるなら、まずはプロペシア+ミノキシジルで発毛させてハゲを改善した後で、プロペシア1本に薬を絞り、様子を見てみることをオススメします。
なぜなら、プロペシアはDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの発生を抑制し、抜け毛を抑制する効果があるため、毛量を維持することができるからです。
ハゲを悪化させないためにはAGA治療を続ける必要はありますが、元に戻らない範囲で治療薬を調整するなど、費用を抑える工夫はできると思います。
短期間でAGAを改善する方法とは

ここまでは、AGAの代表的な治療方法であるプロペシアやミノキシジルの使用について治療に必要な期間を解説してきましたが、もっと短期間でAGAを改善することができる治療法もあります。
それが、以下の治療法です。
- 育毛メソセラピー
- HARG治療法
これらの方法は、プロペシアやミノキシジルを服用する治療と比べると、治療開始から3ヵ月の発毛率が高く、治療開始後の効果が実感しやすいと言われています。
それぞれ、詳しく見ていきます。
育毛メソセラピーとは
育毛メソセラピーは、以下の有効成分を薄毛が気になる頭皮に注入して、発毛を促進する治療方です。
- 血管拡張剤
- アミノ酸
- ビタミン
- 成長因子など
注入する成分はAGAクリニックにより異なりますが、成分を直接患部に注入するので、治療効果は抜群です。
しかも、内服薬のように内臓で代謝されることがないので、副作用が無いというのが育毛メソセラピーのメリットですね。
注射器を使う注入法のほか、針を使わず炭酸ガスの噴射で成分を散布する方法などがあります。
HARG療法とは
HARG療法は、育毛メソセラピーと同じように有効成分を薄毛が気になる頭皮に注入する治療法です。
育毛メソセラピーとの違いは以下の2点です。
- 注入する有効成分に「細胞成長因子(グロースファクター)」が含まれる
- 日本医療毛髪再生研究会が認定した機関だけがHARG療法を名乗れる
細胞成長因子は、毛母細胞を活性化させ、休眠した毛母細胞の活動を活発化させる働きがあります。
このため、育毛メソセラピーよりも高い効果が出る可能性があるんですよ。
育毛メソセラピーHARG療法のデメリットと言えば、プロペシアなどの一般的なAGA治療法と比べると費用が高いことですね。
1回の治療で、育毛メソセラピーは最低2万円~、HARG療法は十数万円~が相場で、しかも、複数回治療をする必要があるので、よっぽど早く効果を実感する必要がない限りは、プロペシアやミノキシジルから治療を始めて、コツコツとAGA治療に取り組んだ方が良さそうです。
AGA治療はあきらめずに根気よく続けることが大切

この記事の内容をまとめると
- プロペシアやミノキシジルを使ったAGA治療の効果を実感するには最低3カ月かかる
- AGA治療は途中でやめると元に戻るので、ずっと続ける必要がある
- プロペシアやミノキシジルよりも高い効果のAGA治療がある
となります。
AGA治療中は、産毛が生えてくるまで「本当に効果があるのだろうか」という不安が付きまといます。
でも、私はあきらめずに治療を続けました。すると、やがて何も毛が無かった部分に産毛が生え、今では太くしっかり伸びてきています。
ハゲてきた自分を見るのは本当に辛いですよね。
自分がハゲて来たことに気付いたときは、本当に血の気が引くようです。
でも、今はハゲを改善できる時代なんですよ。
勇気ある一歩を踏み出してAGA治療を始め、明るく若々しい自分を取り戻しましょう!